シャイな野鳥とうたわれている『リンプキン』

ツルモドキ

31番目に紹介するのはツルモドキ科のツルモドキ。英語名はLimpkin(リンプキン)。
フロリダ州の野鳥を代表すると言ってもよいのではないかと思う、湿地帯に生息する猛禽類 渉禽類の一種です。
全長70cmぐらいで羽を広げると1mを超えます。
リンプキンという名前の由来は、足を引きずっている(limping)ように見えるからとか。

・見かける頻度   ⭐️ ⭐️⭐︎ ⭐︎ ⭐︎
・見分けやすさ   ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐︎
・写真の撮りやすさ ⭐️⭐️⭐️⭐️ ⭐︎
・親しみやすさ   ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
・鳴き声を聞く頻度 ⭐️ ⭐️⭐️⭐︎ ⭐︎

恥ずかし屋さんと知られるこの水鳥は草むらの中に隠れていることが多いです。

アップルスネイル(リンゴ貝)を主食にしています。ちなみにアップルスネイルはスネイルカイトも主食にしていることから、一時期この貝が減少したためスネイルカイトを見ることがなくなってしまいました。
リンプキンの嘴はこのリンゴ貝を食べることに特化していて、嘴の先はピンセットのようになっていて器用に貝から身を引き出して食べています。

リンプキンはシロトキの幼鳥と間違われることもあるそうす。
左がシロトキの幼鳥、右がリンプキン。似てないこともないけれど、シロトキは足と嘴から顔にかけてピンク調でリンプキンは黄調です。

アイビス/シロトキの幼鳥
リンプキン/ツルモドキ

オオアオサギと獲物探しに没頭中。

左:リンプキン/ツルモドキ 右:グレートブルーヘロン/オオアオサギ

他の鳥とも特に争うことなく、一緒に戯れています。

左から:グリーブ、リンプキン、クート、スティルト、モーヘン

翼をストレッチ。

毎回出会うとは限らないので、姿を見せてくれると嬉しく思える鳥です。
普段はおとなしい鳥なのですが、自分の縄張りが侵されそうになった時など、鶴のように大きな声で甲高く鳴きます。草むらに隠れて姿が見えない時でも、いるな!と存在をその声で確認することができます。
フロリダへお越しの際は、探してみてはいかがでしょうか。

撮影地:フロリダ州パームビーチ郡
カメラ:ニコンD3300、ニコンD750
参考リンク:ウィキペディア ツルモドキ

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